五難 中脉を診れる鍼灸師

2013年11月22日

五難 中脉を診れる鍼灸師


『難経ポイント』  第五難   

中脉を診れる鍼灸師になろう。

五難 中脉を診れる鍼灸師
  
〔この括弧内の文章は山口一誠の考察です。〕


※ 五難のポイント其の一は、

寸関尺を押さえる重さ・深さの比較です。


※ 五難のポイント其の二は、

中脉を診れる鍼灸師になる最初の一歩になります。

 
※ (本間祥白先生の五難の早見表から。)

右手:寸口肺(三菽)・関上脾(九菽)・尺中心包

左手:寸口(六菽)・関上肝(十二菽)・尺中腎(十五菽・骨)


※ 中脉(ちゅうみゃく)について。 

(井上恵理先生の講演より。山口一誠の考察文章含む)

 脉を取るのに色々な教え方があると思いますが、

私はいつもこうゆう診方をしています。

中脉というのがあります。

浮と沈の間にある中脉。

この中脉は六部ともに「胃の気」を診る。

寸口・関上・尺中それぞれの所に中脉がある訳です。

この胃の気・衛気(えき)の脉ですが、

身体と言うのは生まれてから後は

食物によって栄養されています。

栄養されていると言う事は

五臓全ては「胃の気」の支配を受けていると言う事なんです。

その胃の気が、肺の気、肝の気、肝経、腎経、などの

全ての経絡に旨く回っているかどうかと言う事を区別する

のが「胃の気」を診る事なのです。

 中脉の取り方は、

上から脉を押さえてまず三部の脉が

全部揃っている所がある筈です。

ここが、中脉になります。

そして、

そこから沈めた所が陰脉で、

浮かした所が陽脉です。


※ 詳しくは、

井上恵理先生の経絡鍼療(420号)の文献を参照されたし。

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今日もなんとか一難できたかな・・・?

本文はこちらをご覧下さい。

http://you-sinkyu.ddo.jp/ank00.html











2013.11.22.(今日は金曜日だ・・・)


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