七難、春夏秋冬の脉(脈)
2013年12月07日
七難、春夏秋冬の脉(脈)
ゆっくり堂の
『難経ポイント』 第七難 ank07
(図nk3)
※ 七難のポイント其の一は、
春夏秋冬の季節に応じて脉状は変化している。
※ 七難のポイント其の二は、
一年を六節に分けて、それぞれの脉状を述べてある。
(六節の区分は三陽三陰の少陽・陽明・太陽・太陰・少陰・厥陰です。)
※ 七難のポイント其の三は、
鍼灸師は四季に応じた脉状を認識して、季節に合った脉を作る事。
※ 七難のポイント其の四は、
現代社会(先進国)は夏には冷房、冬には暖房、放射能被爆、
大気汚染等と自然に身を任せた時代とは異質の状況にある。
よって、これも考慮して脉状を考察しなければならない。
(原文)七難曰.
經言.少陽之至.乍大乍小.乍短乍長.
陽明之至.浮大而短.
太陽之至.洪大而長.
太陰之至.緊大而長.
少陰之至.緊細而微.
厥陰之至.沈短而敦.
此六者.是平脉.將病脉耶.
然.皆王脉也.
其氣以何月各王幾日.
然.冬至之後.得甲子少陽王.
復得甲子陽明王.
復得甲子太陽王.
復得甲子太陰王.
復得甲子少陰王.
復得甲子厥陰王.
王各六十日.六六三百六十日.以成一歳.
此三陽三陰之王時日大要也.
--------------------------
解釈:
(本間祥白・井上恵理・福島弘道、各先生の解釈より。山口一誠の考察文含む。)
七の難においては、黄帝内経・素問の平人気象論の三陽の部、より。
少陽の季節には、(ある時)大、小、短、長、と言う脉(脈)を打っている。
陽明の季節には、浮大にして短の脉を打っている
太陽の季節には、洪大にして長の脉を打っている。
太陰の季節には、緊大にして長の脉を打っている。
少陰の季節には、緊細にして微の脉を打っている。
厥陰の季節には、沈短にして敦(なん)の脉を打っている。
以上の六つの季節の脉は健康な人の正しい脉であるのか、あるいは病人の脉状であるのか。
お答えします。
これらは全て旺気の脉である。季節に相応する正しい脉状であると。
三陰三陽の気は自然界(天地)や人間の身体の内において旺気する月日はいつであるか、
又何日間であるのか。
お答えします。
少陽はその年の冬至の後の初めての「甲子(きのえ、ね)」から
次の甲子の前日「癸亥(みずのと、い)」の間である。
少陽の気が旺気するのは1回目の「甲子」の日より60日間である。
平成二四年の冬至は12月21日です。
平成二四年の1回目の「甲子」12月29日から平成二五年の「癸亥」2月26日が少陽です。
陽明の気が旺気するのは2回目の「甲子」の日より60日間である。
平成二五年の2回目の「甲子」2月27日から平成二五年の「癸亥」4月27日が陽明です。
太陽の気が旺気するのは3回目の「甲子」の日より60日間である。
平成二五年の3回目の「甲子」4月28日から平成二五年の「癸亥」6月26日が太陽です。
太陰の気が旺気するのは4回目の「甲子」の日より60日間である。
平成二五年の4回目の「甲子」6月27日から平成二五年の「癸亥」8月25日が太陰です。
少陰の気が旺気するのは5回目の「甲子」の日より60日間である。
平成二五年の5回目の「甲子」8月26日から平成二五年の「癸亥」10月45日が少陰です。
厥陰の気が旺気するのは6回目の「甲子」の日より60日間である。
平成二五年の6回目の「甲子」10月25日から平成二五年の「癸亥」12月23日が厥陰です。
平成二五年の冬至は12月22日である。
平成二五年の冬至の後の初めての「甲子」は12月24日である。この日より少陽始まる。
旺気は60日間ずつあり、60日×6回で、360日すなわち1年となる。 閏調整ありです。
これが、三陽三陰に脉が旺気する月日の大要である。
詳しくは各先生の文献を参照されたし。
-------------------
今日もなんとか一難できたかな・・・?
詳しくは、こちらより入って下さい。。
そして、表の「七難」をクリックして本文をご覧下さい。
http://you-sinkyu.ddo.jp/ank00.html
2013.12.7.(今日は土曜日だ・・・)
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ゆっくり堂の
『難経ポイント』 第七難 ank07
(図nk3)
※ 七難のポイント其の一は、
春夏秋冬の季節に応じて脉状は変化している。
※ 七難のポイント其の二は、
一年を六節に分けて、それぞれの脉状を述べてある。
(六節の区分は三陽三陰の少陽・陽明・太陽・太陰・少陰・厥陰です。)
※ 七難のポイント其の三は、
鍼灸師は四季に応じた脉状を認識して、季節に合った脉を作る事。
※ 七難のポイント其の四は、
現代社会(先進国)は夏には冷房、冬には暖房、放射能被爆、
大気汚染等と自然に身を任せた時代とは異質の状況にある。
よって、これも考慮して脉状を考察しなければならない。
(原文)七難曰.
經言.少陽之至.乍大乍小.乍短乍長.
陽明之至.浮大而短.
太陽之至.洪大而長.
太陰之至.緊大而長.
少陰之至.緊細而微.
厥陰之至.沈短而敦.
此六者.是平脉.將病脉耶.
然.皆王脉也.
其氣以何月各王幾日.
然.冬至之後.得甲子少陽王.
復得甲子陽明王.
復得甲子太陽王.
復得甲子太陰王.
復得甲子少陰王.
復得甲子厥陰王.
王各六十日.六六三百六十日.以成一歳.
此三陽三陰之王時日大要也.
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解釈:
(本間祥白・井上恵理・福島弘道、各先生の解釈より。山口一誠の考察文含む。)
七の難においては、黄帝内経・素問の平人気象論の三陽の部、より。
少陽の季節には、(ある時)大、小、短、長、と言う脉(脈)を打っている。
陽明の季節には、浮大にして短の脉を打っている
太陽の季節には、洪大にして長の脉を打っている。
太陰の季節には、緊大にして長の脉を打っている。
少陰の季節には、緊細にして微の脉を打っている。
厥陰の季節には、沈短にして敦(なん)の脉を打っている。
以上の六つの季節の脉は健康な人の正しい脉であるのか、あるいは病人の脉状であるのか。
お答えします。
これらは全て旺気の脉である。季節に相応する正しい脉状であると。
三陰三陽の気は自然界(天地)や人間の身体の内において旺気する月日はいつであるか、
又何日間であるのか。
お答えします。
少陽はその年の冬至の後の初めての「甲子(きのえ、ね)」から
次の甲子の前日「癸亥(みずのと、い)」の間である。
少陽の気が旺気するのは1回目の「甲子」の日より60日間である。
平成二四年の冬至は12月21日です。
平成二四年の1回目の「甲子」12月29日から平成二五年の「癸亥」2月26日が少陽です。
陽明の気が旺気するのは2回目の「甲子」の日より60日間である。
平成二五年の2回目の「甲子」2月27日から平成二五年の「癸亥」4月27日が陽明です。
太陽の気が旺気するのは3回目の「甲子」の日より60日間である。
平成二五年の3回目の「甲子」4月28日から平成二五年の「癸亥」6月26日が太陽です。
太陰の気が旺気するのは4回目の「甲子」の日より60日間である。
平成二五年の4回目の「甲子」6月27日から平成二五年の「癸亥」8月25日が太陰です。
少陰の気が旺気するのは5回目の「甲子」の日より60日間である。
平成二五年の5回目の「甲子」8月26日から平成二五年の「癸亥」10月45日が少陰です。
厥陰の気が旺気するのは6回目の「甲子」の日より60日間である。
平成二五年の6回目の「甲子」10月25日から平成二五年の「癸亥」12月23日が厥陰です。
平成二五年の冬至は12月22日である。
平成二五年の冬至の後の初めての「甲子」は12月24日である。この日より少陽始まる。
旺気は60日間ずつあり、60日×6回で、360日すなわち1年となる。 閏調整ありです。
これが、三陽三陰に脉が旺気する月日の大要である。
詳しくは各先生の文献を参照されたし。
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今日もなんとか一難できたかな・・・?
詳しくは、こちらより入って下さい。。
そして、表の「七難」をクリックして本文をご覧下さい。
http://you-sinkyu.ddo.jp/ank00.html
2013.12.7.(今日は土曜日だ・・・)
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『難経ポイント』一難から八十一難までのHP掲載完成しました。
鍼術の要妙は、秋毫(しゅうもう)にあるものなり。
鍼術の極意は『虚実補瀉』である。難経七十二難。
どうして、鍼の刺入角度が45度で良いのか、その理由は?
当たり前すぎて語られない、鍼灸治療の神髄、難経六十九難。
女性には、腎経の陰谷穴を使えば良いですね。
鍼術の要妙は、秋毫(しゅうもう)にあるものなり。
鍼術の極意は『虚実補瀉』である。難経七十二難。
どうして、鍼の刺入角度が45度で良いのか、その理由は?
当たり前すぎて語られない、鍼灸治療の神髄、難経六十九難。
女性には、腎経の陰谷穴を使えば良いですね。
Posted by やまちゃん at 11:45 | Comments(0)
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