五二難、移動する病気?

2013年12月15日

五二難、移動する病気?

ゆっくり堂の『難経ポイント』  第五二難   ank052

五二難、移動する病気?


今回から山口一誠の考察文にて構成しました。

参考文献は井上恵理先生・本間祥白先生・福島弘道先生の「難経本」です。


  
※ 五二難のポイント其の一は、

   痛みが、一箇所に止まり慢性化しているのが臓病です。

   痛みが、常に移動するのが腑病です。。


(難経原文)

五十二難曰.
府藏發病.根本等不.
然.
不等也.
其不等奈何.
然.
藏病者.止而不移.其病不離其處.
府病者.彷彿賁嚮.上下行流.居處無常.
故以此知藏府根本不同也.
--------------------------
 
 五二難の解釈

(井上恵理先生の解釈:経絡鍼療(461号)と本間祥白先生の解釈、福島弘道先生の解釈を参考にして、
 山口一誠の考察文にて構成しました。)

 五十二難の解説をします。

 臓病と腑病の発病の根本(状態)は同じものか、違うのかを問います。

 お答えします。

 同じではありません。

 その状態はどの様に違うのか。

 お答えします。

 臓病は一ヶ所に止まって、他の部位には移動しません。

 その病所もそこを離れません。

 腑病は、あてもなく彼方此方にさまよい歩き、お湯が沸騰するように動く、
       上や下に流れ行き、そして居る所なし。

 (腑病は、病の根本があっても病所は一定の処に止まらず、あちこちと移行する。)

 以上のように

 臓病は病が動かず一ヶ所に止まっているのに対して、

 腑病は常に移動する点で違いがあります。

--------------------------

今日もなんとか一難できたかな・・・?

詳しくは、こちらより入って下さい。。

そして、表の「五二難」をクリックして本文をご覧下さい。

http://you-sinkyu.ddo.jp/ank00.html










2013.12.15.(今年も後半月・・まだ半月・・今日は日曜日だ・・・)
---------------------------







---------------------------








---------------------------


同じカテゴリー(難経 ブログ勉強会 )の記事画像
『難経ポイント』一難から八十一難までのHP掲載完成しました。
鍼術の要妙は、秋毫(しゅうもう)にあるものなり。
鍼術の極意は『虚実補瀉』である。難経七十二難。
どうして、鍼の刺入角度が45度で良いのか、その理由は?
女性には、腎経の陰谷穴を使えば良いですね。
腹診にも難経では沢山の診方があるのですね。
同じカテゴリー(難経 ブログ勉強会 )の記事
 『難経ポイント』一難から八十一難までのHP掲載完成しました。 (2015-08-16 11:17)
 鍼術の要妙は、秋毫(しゅうもう)にあるものなり。 (2015-08-14 12:48)
 鍼術の極意は『虚実補瀉』である。難経七十二難。 (2015-08-12 14:50)
 どうして、鍼の刺入角度が45度で良いのか、その理由は? (2015-08-11 09:48)
 当たり前すぎて語られない、鍼灸治療の神髄、難経六十九難。 (2015-08-09 07:07)
 女性には、腎経の陰谷穴を使えば良いですね。 (2015-08-08 12:37)

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
五二難、移動する病気?
    コメント(0)