中脉を診れる鍼灸師のお話し、難経第五難

2014年11月20日

中脉を診れる鍼灸師のお話し、難経第五難


中脉を診れる鍼灸師のお話し、難経第五難


ゆっくり堂の『難経ポイント』第五難

※ 五難のポイント其の一は、

寸関尺を押さえる重さ・深さの比較です。


※ 五難のポイント其の二は、

中脉を診れる鍼灸師になる最初の一歩になります。


五難の解説


五難の解説をします。

脉の軽重とはどう言う事か?

寸関尺と言う脉を診る場合に、

指を押さえるのにどの位の重さで押さえたら良いのかと言う事を問うています。 

寸関尺を押さえる重さ・深さの比較です。

右手寸口、肺の部の脉を診る時の、指の重さは

豆三粒の重さで、皮毛のように皮膚にチョッと触った程度で良いと。

血脉は心が主ると言うので心の部・左手の寸口は肺の倍の重さの六菽になります。

脾の部は九菽の重さになる。これは右手の関上の脾の部で、肺の三倍(九菽)になります。

寒は十二菽の重さと言うから、左手寸口心の部(六菽)の倍になります。

腎の部〔左手尺中〕は押して骨に至る迄というのですから、相当深く押せばいいと言う事です。

この様に五臓には脉の深浅によって脉位を定める方法もあります。


※ 豆一粒の重さを一菽(しゅく)と言いますが、この豆が、どの様な豆なのかは明らかにはなっていないけど。


※ 中脉(ちゅうみゃく)について。

(井上恵理先生の講演より。山口一誠の考察文章含む)

脉を取るのに色々な教え方があると思いますが、私はいつもこうゆう診方をしています。

中脉というのがあります。

浮と沈の間にある中脉。

この中脉は六部ともに「胃の気」を診る。

寸口・関上・尺中それぞれの所に中脉がある訳です。

この胃の気・衛気(えき)の脉ですが、身体と言うのは生まれてから後は食物によって栄養されています。

栄養されていると言う事は五臓全ては「胃の気」の支配を受けていると言う事なんです。

その胃の気が、肺の気、肝の気、肝経、腎経、などの全ての経絡に旨く回っているかどうかと言う事を区別するのが「胃の気」を診る事なのです。

中脉の取り方は、上から脉を押さえてまず三部の脉が全部揃っている所がある筈です。

ここが、中脉になります。

そして、そこから沈めた所が陰脉で、浮かした所が陽脉です。

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全文はゆっくり堂のHP『難経ポイント第五難』をご覧ください。

http://yukkurido.jp/keiro/nankei/5nan-2/


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2014.11.20.みゃちゃんブログ掲載








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