心の負担に外邪が棲(す)みつく。

2014年12月18日

心の負担に外邪が棲(す)みつく。


心の負担に外邪が棲(す)みつく。

『内傷無ければ外邪入らず 』

痛みがでると、筋肉や腱や神経の問題として、治療を考える方法もありますが、

長引く痛みの場合は、

心の負担に外邪が棲(す)みつく。

『内傷無ければ外邪入らず 』の経絡理論の原則が適用されます。

それは、患者自身が自覚する事はありませんから、

鍼灸師が診つけなけねばならない大事なお仕事です。


例えば、

2年前から、手首の小指側の踝(くるぶし)辺りが痛む。

患者さんの場合は、

筋トレのダンベルを持ち上げる動作から痛みが出だしたのですが、

この「手首の小指側の踝(くるぶし)辺り」の経絡流注は、

心経と小腸経に関わるものですので、心経の変動として考察されます。

この点から、問診を進めると、(治療中の何気ない会話の中からも)

オナーシェフとして、複数のアルバイトや従業員の取り纏めで心労があるとのこと・・・

心経を念頭に置いた本治法を施術していくと、

慢性に経過していた痛みが少しずつ緩解してきます。


そんなことを最近よく経験します。

『内傷無ければ外邪入らず 』の経絡理論の原則は、

鍼灸師にとって不滅の原則ですね。


ちなみに、

痛みや痒みの主要な経絡変動経は、

親指側の踝辺りが痛むとか。は、肺経の変動。

五十肩で、

肩に痛みが出るので、背中のホック止められない。は、小腸経だから、心経の変動。


股関節辺りが痛む。は、胆経だから、肝経の変動。



膝の外側が痛む。は、胃経の脾の変動。


腰が痛む。は、膀胱経だから、腎経の変動。

などに、目安を付けて陰より補う六十九難の本治法がお勧めです。
http://yukkurido.jp/keiro/e1/e101/e201/


時には、

「内因が虚した」陰旺実証が顕れた場合は、

「難経」第七十五難の臨床診断と治療法を施します。
http://yukkurido.jp/keiro/e1/e301/

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2014.12.18.  みゃちゃんブログ掲載


 ゆっくり堂鍼灸院 山口一誠

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Posted by やまちゃん at 09:33 | Comments(0) | 鍼灸療法
 
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