☆ 神農本草経 ② 咳 喘息 鍼灸けいらく解説 ☆ 

2009年04月01日




☆ 神農本草経 ② 咳 喘息 鍼灸けいらく解説 ☆ 


けいらく鍼灸で「咳 喘息」の病気を考えると、

十二経絡のほとんどが「喉」を通じて流れています。

ので、詳しくは、☆ 喉(のど)の病症 ☆

http://yukkuridooo.miyachan.cc/e70460.html

をご覧ください。


ここでは、主に

経絡の弁証 経金の変動 肺経 編

から、「咳 喘息」の病気を考えることにします。


総ての呼吸器疾患、ぜん息等の呼吸困難・咳嗽は、「これ肺金の証」と呼ばれています。

肺経は主として、呼吸器病や神経症が多い。咳出で胸苦しく、肩こり上気し、肩から缺盆、
上腕、前腕にかけての痛み痺れや運動不全を来し、小便頻数、増悪すれば失禁する。
気に属する病を起こし、皮膚病(光沢なく、乾燥)。

五臓の色体表。
基礎: 金・肺・大腸・
五記: 経・
五募: 井・経行く時は咳も出て暑い寒いの病あり。
病因: 魄(やる気。はく、たましい)・義・商音

肺経の流れ。

ルート①: 手の太陰 肺経    

大腸を絡い肺を主る。
  
厥陰肝経の交わりを受けて、


中焦、胃部に始り、

下って大腸をまと絡い、

反転上行し胃の上口を経て、

横隔膜を貫いて胸郭内に入り肺に属し、

その気を会集し、更に気管より鼻に通じる。

ゆえに、鼻・のど・気管など、呼吸器の異変や、

き気のやまい病、あるいは消化器の病をつかさど主る。

また、肺および肺経は皮膚と体毛を支配しする。

また、上窩の缺盆、肩背等をめぐり、

外経は中府穴より、

上腕前腕の掌面母指側を通り、

その先端の少商穴に終わる。

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けいらく鍼灸での治療対象

けいらく鍼灸のバイブル・・

鍼灸重宝記より。

咳逆 一曰逆 しやくり
発は、気逆上衝して声をなす也。又、胃火上衝して、逆す。口にしたがひ膈より起るは、治し易し。臍下より上るは、陰火上衝く、治しがたし。
▲期門に針し。脾兪・中脘・乳根に灸す。

咽喉 のんどのやまひ
喉は肺に通じて、気の往来を主どる。気、欝結して、上にのぼり、頚の間に血熱をたくはへ、血餘りて喉痺を病む。又、手少陰、少陽の二脉も喉気に並ぶ。火は腫脹を主る。故に熱、上焦に客して咽嗌はるる。或は腫痛み、或は瘡を生じ、あるひは紅にはれ、結核腫れいたみ、或は閉塞り、言こと能ず。倶にこれ風熱、痰火なり。▲尺澤・瘂門より血をとる。口を開かせて喉の腫れたる所をひねり針にて突ぬき、血をとるがよし。▲あるひは喉閉、急症には三稜針を少商に刺て、毒血を出すべし。▲喉痺には夾車・合谷・少商・経渠・大陵・二間・尺澤・前谷・陽谿。▲頷腫には少商。▲咽痛ば風府、妙なり。▲咽の中、鯁の如くいらつくには間使・三間。▲咽腫ば中渚・大谿。▲咽の外はるるには液門。▲食下らずは亶中に灸せよ。▲咽の中ふさがるには合谷・曲池。▲又、ふさがりて飲食下らざるには合谷・少商。▲咽乾ぐは大淵・魚際。▲消渇には水溝・行間・曲池・承漿・然谷・商丘・隠白・労宮。

喘促 ぜり、すたき
肺虚寒の喘あり、肺實熱の喘あり、水気肺に乗じて喘し、気滞り肺脹て喘し、気急の喘、胃虚の喘、陰虚、気虚、痰喘、其病を受ること同からず。
【灸】中府・雲門・天府・華蓋・肺兪。
【針】中脘・期門・章門・肺兪。

痰飮 かすはき
夫、痰は湿に属す。津液の化する所なり。痰の患たること、喘をなし、咳をなし、嘔をなし、暈をなし、あるひは嘈雑、怔忡、驚怖し、寒熱し、痛腫れ、痞塞壅、盛四肢不仁し、口眼動き、眉稜・耳輪いたみ・かゆく、膈脇の間に聲あり。あるひは背心一点氷のごとく冷へ、肩項いたみ、咽にねばり付て吐ども出ず、呑ども下らず。みな胃虚して肺を摂することあたはず。あるひは四気七傷に犯され、気塞り、痰聚りて然らしむ。
▲不容・承満・幽門・通谷・風門・膈兪・肝兪・中瀆・環跳・肺兪・三里。

咳嗽 しはぶき せき たぐる
咳は聲ありて痰なし、肺気やぶれて涼しからず。嗽は痰ありて声なし、脾湿その痰を動するゆへなり。あるひは風寒湿熱の邪に感じ、あるひは陰虚火動によつて労咳をなし、水うかれて痰となり、みなよく咳嗽せしむ。
肺兪・肩井・少商・然谷・肝兪・期門・行間・廉泉に灸し、すべて不容・梁門に針す。
▲肺咳は手大淵。▲脾咳は足太白。▲腎咳は足太谿。▲多く眠るには三里。▲面赤く熱咳には支溝。


子午治療は肺膀大腎

 膀胱経のツボ:飛陽(絡穴)・金門(郄穴)   腎経のツボ:大鐘(絡穴)・水泉(郄穴) 
奇経治療の適応側は『病側優先』とする。:
本治法:肺虚証(定則):太淵(自経の兪土原、母穴)・太白(脾の兪土原、肺の母穴)


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