「気」が人体に宿っているから人間は生きていられるのである。

2016年02月24日




「気」が人体に宿っているから人間は生きていられるのである。

患者さんに針を施してその効果として、
本治法でも標治法でも、
鍼の術で「気」の施術が出来る様になり、
身体を温め、皮膚を潤す効果が出せる様に成って来ました。
その結果、
さまざまな症状の改善がより良く行えるように成っています。

改めて「気」の考察をしてみました。

難経第八難考察

八難のポイント其の四、(2016年2月24日追記)

「気」が人体に宿っているから人間は生きていられるのである。

難経第八難は難経のへそ(中心)である。
人間が生きている根源的問いに答えている。
死体と生きている人間の違いは何かに答えている。
その答えは、
「気」が人体に宿っているから人間は生きていられるのである。
「気」が人体を離れれば生命は終わる。

そして、この「気」が東洋医学の根源的出発点でもある。

この点から、あらためて難経第八難を考察(原文・訳文・解説)してみます。

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八難の詳細解説

原文:八難曰.寸口脉平而死者.何謂也.
訳文:八の難に曰く、寸口の脉平にして死する者は何の謂ぞや。
解説:人間の生死の根源について説明しなさい。

原文:然.諸十二經脉者.皆係於生氣之原.
訳文:然るなり、諸々(もろもろ)十二経脉は生気の原(みなもと)に係わる。
解説:お答えいたします。
人間が生きていられるのは、全身を巡る十二経絡五臓六腑に「生氣之原」すなわち「気」が存在するからです。

原文:所謂生氣之原者.謂十二經之根本也.謂腎間動氣也.
訳文:いわゆる生気の原とは十二経の根本なり。腎間の動気を謂うなり。
解説:父母から受け継いだ「先天の気」が臍下丹田(腎間)宿り、十二経絡五臓六腑に巡り人は生きているのだと。

原文:此五藏六府之本.十二經脉之根.呼吸之門.三焦之原.
訳文:これ五臓六腑の本、十二経脉の根、呼吸の門、三焦の原、
解説:「腎間の動気」これが五臓六腑の根本であり、十二経脉の根本であると。
そして呼吸の門(出入り口)でもあると。また三焦の原もここから発生していると。

原文:一名守邪之神.
訳文:一には守邪の神と名づく。
解説:「生氣之原」すなわち「気」は別の言い方をすれば、
   生命を脅かす内外の邪から防衛する気「守邪の神気」と命名すると。

解説補足:病気が起きる原因には、3つのパターンがあります。
① 外因:五臓六腑の経絡(十二経絡)の幾つかの経が虚し、
そこに外邪(厚さ、冷たさ、寒さ、湿、風、熱、などの外界の刺激)が、
入りこむと、その経に病気が起こります。
② 内因:五臓六腑の経絡(十二経絡)に内邪(精神的ストレス:怒る、喜ぶ、
思い考える、優う、悲しみ恐れる)などの感情が過度に「実する」か「虚す」と、
その経に病気が起こります。
③ 不外内因:働きすぎ、遊びすぎ、房事過多、で、身体が疲れて、抵抗力、
免疫力が衰え、自然治癒力が減退した為に病気を引き起こします。
これら、3つのパターンの原因が絡み合いから、病気が起きて来ると思います。
ですから「守邪の神」と言う自然治癒力が旺盛であれば病気にはなりません。


原文:故氣者人之根本也.根絶則莖葉枯矣.
訳文:故に気は人の根本なり。根絶すれば則ち茎葉枯る。
解説:ですから、「気」は人間が生きる根本である。
人間を草木に例えれば、根「気」が腐れ無くなれば茎も、葉も枯れ落ちて死んでしまうと。

原文:寸口脉平而死者.生氣獨絶於内也.
訳文:寸口の脉平にして死する者は、生気独り内に絶すなり。
解説:寸口の脉が平ら(正常)であっても死亡する人は、「気」が絶えてしまうからである。

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「気」は「命」であり「物事を意識する心」でもある。

宇宙の始まりも生きると言う「気」から発生したのでしょうね。



参考リンク
ゆっくり堂の『難経ポイント』  第八難



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Posted by やまちゃん at 12:05 | Comments(0) | 鍼灸療法
 
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