☆ 緊実の脉状 ☆
2009年07月13日
瀉法の手技その7。

☆ 緊実の脉状 ☆
陰経(肝心脾肺腎)の実の脉に対する瀉法の手技。
これは、本格的な陽経の邪実を瀉法するための前段の手技である。
本治法における瀉法の基本。
瀉法を行う前に補法を行う。陰経の生気を補うと、
陽経の脉状に邪実の脉状が浮き上げられます。そして、この邪実を瀉法します。
陰経の脉状名
「緊実の脉状」
脉状の特徴
よりのかかった麻糸に触れる如し。
ふぞろいにして速く硬き脉状。
対象者
日常に劇しい痛みを訴える患者。
腫れ物に現れる脉状。
気上がり驚きやすい者。
実体患者の実痛の場合のみ、虚体の患者には現れない。
用 鍼
ステンレスの1番~3番鍼。
本治法の実技の手順
(1)経絡の流れに逆って取穴し、押出を構える。
(2)刺手は竜頭をある程度しっかり持ち、
(3)極めて浅い所から抜き刺ししながら2~5ミリ刺入し、
(4)抵抗が取れ患者も快感を告げる。
標治法の手技
(1)愁訴部の著明な圧痛点をもとめ、
(2)その部に静かに刺入し、
(3)患者の響きを観察しながら、留置鍼を10~15分、行なう。
(4)抵抗の緩むものよりばっ抜去する。
本治法の効果
検脉すると、陽経の脉にしかるべき邪実が現れる。(多くは、弦実の脉状)
そして、陽経の脉状にしたがい、陽経の瀉法をおこなう。
この際、邪実は多くは愁訴部を経過する陽経に現れる。
時には、予想しない別経絡に現れる場合もある。
ゆっくり堂鍼灸院。
けいらく鍼灸師、やまちゃん。
平成21年7月13日(月曜日)
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☆ 緊実の脉状 ☆
陰経(肝心脾肺腎)の実の脉に対する瀉法の手技。
これは、本格的な陽経の邪実を瀉法するための前段の手技である。
本治法における瀉法の基本。
瀉法を行う前に補法を行う。陰経の生気を補うと、
陽経の脉状に邪実の脉状が浮き上げられます。そして、この邪実を瀉法します。
陰経の脉状名
「緊実の脉状」
脉状の特徴
よりのかかった麻糸に触れる如し。
ふぞろいにして速く硬き脉状。
対象者
日常に劇しい痛みを訴える患者。
腫れ物に現れる脉状。
気上がり驚きやすい者。
実体患者の実痛の場合のみ、虚体の患者には現れない。
用 鍼
ステンレスの1番~3番鍼。
本治法の実技の手順
(1)経絡の流れに逆って取穴し、押出を構える。
(2)刺手は竜頭をある程度しっかり持ち、
(3)極めて浅い所から抜き刺ししながら2~5ミリ刺入し、
(4)抵抗が取れ患者も快感を告げる。
標治法の手技
(1)愁訴部の著明な圧痛点をもとめ、
(2)その部に静かに刺入し、
(3)患者の響きを観察しながら、留置鍼を10~15分、行なう。
(4)抵抗の緩むものよりばっ抜去する。
本治法の効果
検脉すると、陽経の脉にしかるべき邪実が現れる。(多くは、弦実の脉状)
そして、陽経の脉状にしたがい、陽経の瀉法をおこなう。
この際、邪実は多くは愁訴部を経過する陽経に現れる。
時には、予想しない別経絡に現れる場合もある。
ゆっくり堂鍼灸院。
けいらく鍼灸師、やまちゃん。
平成21年7月13日(月曜日)
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Posted by やまちゃん at 19:12 | Comments(0)
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