☆ 枯(こ)の脉状 ☆
2009年07月19日
瀉法の手技その12。
陽経の脉状名
枯(こ)の脉状
枯の脉状の特徴
これは、脉所の陽部に、
「 かれた草の葉 」でも
乗っているのではないかと思われるつや艶とうるお潤いのない脉状である。
対象者
慢性病を持つ、虚体患者。
身体がだるくさっぱりしないと訴える。
用 鍼
ステンレスの1番鍼。
本治法の対象穴
陽経の反応点、多くは絡穴が用いられる。
触覚所見によっては、郄穴、原穴等を代用する。
本治法こ枯の手技の手順
(1)経絡の流れに逆って取穴し、押出を構える。
(2)刺手は竜頭を軽く持ち、補法の手さばきで2~3ミリ刺入し、
充分に補った後、幅狭に抜き刺しを軽く加え、抵抗が取れたら、
(3)押手の下面にて穴所に密着させ、スーッと抜き去る。
本治法の効果
治療宜しければ、
締まって艶のある和緩を得た脉状になり、
身体が軽くなる。
ゆっくり堂鍼灸院。
経絡鍼灸師、やまちゃん。
平成21年7月19日(日曜日)
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Posted by やまちゃん at 09:40 | Comments(0)
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